お煮しめ完食
義理の母は新潟の人で、おせち料理も東京に出てきてから近所の人にならったというのですが、本人も言っている通り「自分流」なのでしょうか。お煮しめがメインのような構成になっております。とにかくものすごくたくさん作るので、私は「我が家流」に分量を減らしつつ薄味にしてきたのです。
写真の回る器は、義母が結婚のお祝いにくれたもので、「これに正月の煮しめを」というお言葉通り、二十うん年毎年これに煮しめを盛って、くるくる回して食べてきたわけです。
しいたけ、にんじん、筍、こんにゃく、焼き豆腐、大根、海老芋、サトイモ、鶏肉、蓮、ごぼう・・・全部別々の鍋で煮て味を含ませます。
焼き豆腐が傷みが早いし、汁はにごるし、味がうつるし、で厄介なんですが、味がしみこんでとてもおいしいので欠かせません。
海老芋は、北部市場で大きいのが手に入るので昨年からメンバーに入りましたが、それまでは八つ頭でした。ねっとりときめが細かく、とてもおいしいです。八つ頭もすきなんですけれどね。
ごぼうは、矢羽に切ってそのまま煮ていたのですが、あくが出て真っ黒になるので、最近はにんじんとインゲンとあわせて彩りよく鶏肉で巻いて煮ています。これで、鶏肉がバラけるのも解消。みためもちょっと手間がかかった感じになりました。今年は鶏もも肉5枚で5ロール作りました。
義母と同居していたころは、正月5日過ぎてもまだ残っていて、一鍋で煮なおして、ごぼうのアクで真っ黒になったお煮しめを食べていましたが、今年は2日目で完食です。
そろそろ飽きる頃だし、調度よかったかな。栗きんとんと黒豆はまだたくさんあります。今月いっぱいお茶菓子代わり。小豆も煮てあるので餡にして、おやつに小鯛焼きでも焼こうかなと思っています。
今夜は肉料理です。