フラガール

昨年映画を100本観たという息子が「よかった!」といっていたので、せっかくのテレビ登場なのでみることに。

なんだか泣きました。結構。しずちゃんなんか、芝居できるのかな…。と思っていたんですが、泣きました。

あのころの日本の記憶がある世代ですしね。炭鉱事故のニュースも頻繁に聞いていた時代をしっていますし。一応茨城県のはじっこに住んでいたこともあって・・・。

ハワイって、特別なんですよね。別世界。それが日本にできる。

遠かったんで、常磐ハワイアンセンターには行ったことがありませんでしたが、サマーランドだとか○×ヘルスセンターだとか、そこへいけばハワイがある…みたいな娯楽施設は、そのあとできたんじゃなかったかと思います。

もっと、ウォータボーイズ的な映画かと思っていたんですが、結構深いですね。

価値観の大きな変革があって、時代的なもの、地域的なもの、男性女性、いろいろな人生観がぶつかり合って流れていくところが、いろいろ考えさせられました。

あの時代がそう…というより、いつの時代もそうなのかもしれませんね。


いまだって、いろいろなところに大きな価値観の断絶がありますよね。ちゃんとぶつかり合ったほうがいいのかもしれませんが、面倒ですよね。そういうパワーがない。さけていたら、どんどん離れていく。理解しあうことはなくなるのかもしれません。

ほどよく青春、ほどよく根性もの、ほどよくリアルで、ほどよくコミカルで、ほどよくお涙、ほどよく教訓で、ほどよくハッピーエンド。
安心して入り込める映画でした。