新しい歯医者さん

新しい歯医者さんに、通い始めました。
今度の先生は、どんな人なんだろう…と思うと、それこそ、すべての動きを観察してしまうわけです。しゃべる時の目線、物の言い方、道具の置き方、女性スタッフへの指示の出し方、などなど。待合室のしつらえ、雑誌のお取り揃え、椅子の配置から、受付まわりの物の配置…。

治療が始まれば、うがいの指示のタイミング、タオルの掛け方、説明の仕方、治療の仕方はもちろんですが。

新しい彼氏みたいです。前の先生とは、どう違うとか比べてしまう。

ちょっと神経質そうで、うまくやっていけるかな・・・と思ったんですが、とても丁寧な先生でした。ネット上でも評判がよいようで、(悪い評判を書かれているケースは、近所の先生ではなかったんですが、一番たくさんコメントが載っていたので)通ってみることにしたのです。削っている途中で「がんばれ!」って、励ましの言葉をかけてくれる先生は、これまであったことがありませんでした。

前の病院の治療が「気に入らない」みたいに言ってくる患者って、先生としてはどうなんだろうと、大変気を使って相談したのですが、やっぱり歯を診ればわかることがたくさんあるのでしょう。時間をかけて、じっくり検証…というところから始まりました。結局、すべてやり直しということになりそうです。

噛めない、口の中の状態が悪い…というのが続くのは、それなりに慣れてしまう部分もありますが、実は大変なストレスです。しかも、連鎖反応的に、どんどん悪いほうへ進んでいく。こっちもあっちも、なんだか虫歯…。通っても通っても終わらない…。最悪です。

残りの人生、健康に暮らすには「歯」はとても大切です。


歯医者さんは、患者のクオリティーオブライブまで、ちゃんと考えて治療にあたってほしいです。真剣に取り組んでいるとしても、これほど、治療に差があるものなのでしょうか。開業医どうしの、技術交流のようなものはないのでしょうか。お互いに治療しあって、悪いところを指摘しあうとか。患者は言えないですよね、「先生、かなり老眼が来てるんじゃないですか?」とか、「その型の取り方じゃあ、無理ですよね!」とか…、ねぇ。



昨年、半年以上かけて通った時間とお金、無駄に治療して削った歯、虫歯が進んでしまった部分など、取り返しがつかないと思うと、本当に残念です。どうもしっくりこないと思いつつ、なかなか見切りをつけられなかった自分に後悔もしています。

もうこれ以上、ドクターショッピングはしたくない…。
この町で、残りの人生を暮らしていくつもりなので。
今度の先生で、すべて「お悩み解決」といってほしいです。