夏休みが欲しい

数日前に、庭でセミの抜け殻が…。
アブラゼミニイニイゼミのようなかんじ。
確かに、耳鳴りのようにニイニイゼミが鳴いています。

今日は、夕方ヒグラシが「カナカナカナ…」と遠慮がちにないていました。
まだみんな出てきていないのかな…、と様子をみながら第一声。

越してきた年は、裏の巨大なユリの木の並木が
アブラゼミの宝庫で、いつでも脱皮中のものが見れるような状態。
街灯のおかげで深夜まで鳴き続け、寝苦しさ倍増。
猫が狂ったように、セミハントしていました。

そのあと、アブラゼミは減少中。
ミンミンゼミとヒグラシ、ツクツクボウシはほとんど聞かないですね。
古い住宅地で公園も多く、大きな木がたくさんある地域ですが
セミもいろいろ生息域があるのでしょうか。

ここより数キロ北の里山沿いに住んでいたことがありますが
そこは明け方夕方、ヒグラシの大合唱で騒音に近い状態でした。
ある一定の明るさになると一斉に鳴くという習性が
観察できました。

何年もの地中生活を終えて、ようやく地上へ出てきたセミたちには
どうしても「残り少ない人生の幸せ」を祈る気持ちになってしまいます。