マダム高木のバラの庭
テレビや著作で有名なバラ園芸家の先生は、何人かいらっしゃいますが、なんといっても憧れの「マダム高木」、高木絢子先生のお宅に行ってお話をうかがってきました。テレビで何度かみたことがある有名なお庭は花盛りで、付近の住宅街にもバラの香りをふりまいていました。
パーゴラのグランモゴールは、何とも上品なクリーム色。高く伸びた枝もたわわに、大きな花をつけていました。
バラ園芸は、いろいろ苦労も多いし迷うことも多いけれども、少しずつ自分のやり方を見つけていけばよいのですよ・・、というお言葉に救われる思いがしました。
また、イギリス、フランスとその土地の花を観にいくことはとても意味があることだとおっしゃっていました。たとえ時季外れでも、そういう時こそ忘れられない花に出会ったり、花の盛りにはわからなかったことに気づかされたりするものですよ…というお言葉、長い年月バラにかかわってこられた先生のバラを愛するお気持ちが伝わってくるお話でした。
お庭のバラの、見頃は過ぎてしまって…とおっしゃっていましたが、先生のお話をうかがうことができてとても貴重な時間でした。
趣味にせよ、自分がそれなりに極めたいと思っている道に、すてきな「先生」、めざしたいと思うあこがれの人がいるということは、とても幸福なことです。バラを「やっていて」よかった…何か人生が深く感じる一日でした。
高木先生、ありがとうございました。