残念ですね。

誰でもピカソ、好きな番組だったんですが。
今田さん、KUMAさん、満里奈さんをはずす話があって、「だったらオレをはずせ」とたけしが言って、結局終了になったという話でしたが。番組欄にも(終)ってなっていたから、そのつもりでみていたのですが、「13年目突入寸前!大無礼講スペシャル」という企画だったので、もしかして継続することになったのかなと、ちょっと期待していたのですが。

過去の番組を色々ふりかえってみても、豪華なゲスト、濃い内容、いわゆる大衆むけのものから、いわゆる高尚なものまで差別なくよいものを紹介しているところがとてもおもしろかったです。芸術ってナンだろうと探っていくなかに、北野さんの独特の視点、満里奈さんや今田さんの好奇心イッパイの真面目な取り組み、ゲイジュツカとしてのKUMAさんの存在・・・。やっぱり4人そろっていないとだめだったのでしょうね。

特に忘れられないのは、本田美奈子さんがゲストに来て熱唱したあと、感動したたけしさんが「いいものに巡りあったね・・・」と言葉を贈っていた場面。細い体なのに、光り輝くように本当に素晴らしい歌声で、あの時誰もが何か真に迫るものを感じたのではと思います。でも、だれも彼女の残り時間が、そんなに少ないとは、思っていなかったでしょう。

世界の北野武となったたけしさんですが、どこがどう世界のたけしなのか、身近にみてきた日本人にはいまいち分からないのかもしれないですね。そもそも、駆け出し芸人の風情や心意気を、あのように自然に、いつまでも持ち続けることは、普通はできないものなのでしょう。


この先は、特別番組で残していくような話でしたが、どうなるのでしょうか。ぜひまた、おなじみのレギュラー陣で、番組を復活させて欲しいと思います。