新星人

<むすこその2>が、成人式へ。早朝から美容室の様子がテレビで写る、全国でも有数のマンモス成人式。その人ごみは大変なもので、小学生の時に親子で巻き込まれて「えらいめ」にあったというのに、下宿先から前の晩に帰宅、スーツを着て一人で出かけていった。引越しを2回もしているので、友達もほとんどいない。でも彼は行くという。

<むすこその1>は、成人式はいかなかった。同じく引越しをしているので、久しぶりに会えるかもしれない友達も皆無だったからだろう。案内状の封も切らずに捨てたという。父親も母親も行った記憶がないので、不思議にも思わなかった。のちにMIXIで、同窓生のコミュニティを探し出し、成人式の写真を見て懐かしがっていた。メールでまた繋がった友達もいるようだ。土地を離れるというのは、子供たちにとっては永久のお別れのようなものだったのだろう。

だからというわけではないが、成人式に参列する<むすこその2>は、とても輝いて見えた。出掛けに、庭で写真を撮ってあげた。ふざけた顔ばかりで、それもまたいい記念になったかもしれない。スーツはとても似合うが、やはり社会人になった兄とはだいぶ違う。

式典は短めだったようだ。それほど荒れることもなく無事に済んだらしい。祝辞の間も、みんなざわついていたというが、無理もない。着飾って、小学校以来の友達にひさびさにあったりすれば、楽しいに決まっている。女の子だったら、振袖を着てとても華やいだだろう。


お誕生日はとおに過ぎ、ビールもさんざん飲んでるし、お正月にいろいろお祝いも貰ったし、成人の日に新たな気持ちになるのは、親としても難しい感じもする。夕食は、たまたまおでんにしたのだが、そっけなかったかな。お腹イッパイ食べて、また寮に帰っていった。一人暮らしは寒かろう。


小学校の同窓会の幹事をすることになっているという。自分の成人式が終ってから、以前すんでいた地域の成人式にも顔を出したそうだ。小学生の頃の面影を追って、同窓生を探し出して声をかける。いろいろ収穫もあったようだ。毎日のように学校帰りに遊びに来ていた子たちが、みんな20歳。あれから、それぞれいろいろあったことだろうけれど、みんな立派になったという。どんな新成人なんだろう。話を聞いているだけで、私もとてもなつかしい。


ぜひとも担任の先生を囲んで、楽しい同窓会をやってもらいたいものだ。


なんだかとっても年をとったような気がする一日でした。