はなちゃんとの10の約束


は、していないんですよ。でも全部あたりまえのことですよね。


はなちゃんはまささんが欲しくて飼うことになったワンコなんです。先代の「ゴン(ゴンノスケ)」もそうです。まささんがだだをこねてもらってきた犬だったんです。私も犬好きで、子供のときから家には犬がいたけれどもね。


それで、先日通勤の電車で「犬との十戒」の映画の記事を見て涙が出てきたから、お前も読んでおくようにと会社からメールが来たわけですよ。


そうですよ、涙が出ますよ。ワンコは本当に忠実でかわいくて・・・。
ゴンも16年間いつでも私の傍にいた・・・。はなちゃんみたいに家の中で飼っていたんじゃなかったけれど、一番私のことを見ていてくれたと思うんですよ。何ヶ月も介護して家で飼っていたこともあるし、最後は本当に辛くってどうすることもできなくて家の外で旅立たせてしまったけれど、申し訳なかったと思っているんですよ。でも、本当に私にはあれ以上して上げられなかった。

ゴンはそれなりに幸せだったと思ってくれていると思うんですよ、そう思いたい。
でも、私は随分自分を責めたし、大手術をして寿命をつないだこと事態もほんとうにこれでよかったのだろうかって、長い間後悔をしていたし。辛くて他の犬を見ることが出来なくて、犬屋さんで子犬を見ると涙がポロポロ出てきてみっともないぐらい泣いてしまって、本当に辛かった。だから、もう2度と犬は飼わない!って心に決めていたんです。

でも、まささんはずっと海外でそんな私をほとんど知らない。ゴンが事故にあったときには、飛行機で帰ってきたけれど、結局病院に通うのも手術の判断もその後の介護も全部わたし一人でしたんです。



はなちゃんは、本当にかわいいです。言葉もかなり分かるし、頭がいいし。一緒に家にいてあげたいと思いますよ。でも、私も色々やりたいこともある、出かけなければいけない用事もある、長い時間留守番をさせなければならない事もある。そんなに一日中一緒に遊んでいられないし・・・。そういうことひとつひとつが、私に重くのしかかってどうしたらいいかわからなくなってしまう事もある。


本を読んでいて目を上げるとはなちゃんが私を見ている。
メールをしていると、くんくん鳴いてくる。
電話でしゃべっていると、ワンワンほえて来る。
食事をしていると、脚のしたでジーっと待っている。


もう、ここから先の10年15年は、家に引きこもってはなちゃんと暮らそうかと思ったりもする。




まささんは、明後日からカナダに3週間釣りです。