ディスクトップリーダー

というのが、音声ブラウザと一緒にインストールされて、試しに使っているのですが、まず、ディスクトップ上のアイコンの項目を読み上げるのです。メーカー、ソフト名・・などなど。クリックすると選択項目。立ち上がってきたソフトのお題や選択項目を読み上げる・・。想像していたよりは人間的な抑揚で読んでくれます。かなりの速読。これは便利だけれど、ソフト名とかはこういうものに対応した名前付けをしていないよね。日本語は特に漢字の音訓があるし、ローマ字のものがあるし、とても難しいということがわかる。記号の使い方もまちまちだし、聞いただけで意味が通じるようには、もともとかかれていないわけで・・・。

これだけを頼りにどのくらいPC操作が出来るものなのか・・・。
少しは視力がある場合や、以前視力があってPC操作の経験がある場合は、かなりの手がかりになるかもしれない。でも、そういう人ばかりではないよねぇ・・。
ブラウザにしても、本当にそういう人たちに必要な情報を提供しようとおもったら、ターゲット別に入り口を分けるとかするべきなんじゃないかと思うし・・。

健常者がどこまで想像力だけでニーズに応えられるのか、というと難しい気もする。勿論思いやりと想像力は絶対に必要だけれど、生活の中で常日頃接していないとわからないことがいっぱいあるよね。

私がもし、また事故にあったり病気とかで、視力を失ったとき、あるいは眼は見えても言葉を発する事ができなくなったとき、キーボードで意思を伝える事ができたら、また、ネットから情報をえることができれば、たくさんの人と繋がり続けることができるし、それが今まで以上に大きな意味を持つ事になると思う。だから真剣に考えないといけない。