ラ・マルセイエーズ

今日も暑い。昼間の炎天下、父の施設に到着。このところ立ち上がる時にふらつくということで、車いすで移動。

先週ららぽーとで買ってきた夏ものの洋服を納品。自分で選んだシャツとズボン、ちゃんと覚えていてくれた。名札を付けないといけないので、「手間をかけて悪いね」という。この前食べたお寿司も、ちゃんと覚えている。マグロがおいしくてお代わりしたことも覚えている。「うまかった。また行こう!」そういえばアナゴを食べそこなったので、今度は忘れないようにしよう。

お金のことを心配している。{このぐらい私が買ってあげるから・・・}というと、申し訳ないねと笑っている。「ところで、残高はどうなっているのか?」と、ごもっともなご質問。それは、管理をしている人に聞かないと・・・。やっぱり老後の資金は計画的に考えておいたほうがいいです。計画も狂うこともあるけど。


先週、山岡荘八徳川家康、13・14・15巻と買ってきたのに、もう読み終わっている。次は16巻から。柳生石舟斎も読みたいという。アマゾンで探してみましょう。

そうそう、巴里祭だねという話。先日もフランス国歌をフランス語で歌おうとしたら途中から歌詞を忘れてしまった・・・と残念そうだったので、スマホで検索。ご愛用の日記用スケッチブックに2番まで書いておいてあげた。7番まであるとは今回初めて知った。執念を感じる。

要するに、フランスの国歌は革命の歌だという話。大変勇ましいし、血なまぐさい。「さざれ石の巌となりて・・・」なんて歌っている国がかなうわけがないというのが父の論点。そういえば、中学校の世界史の先生が「フランス人の若者は子牛の一頭ぐらい食べるというのに、日本人みたいなお茶漬け民族がかなうわけがない・・・」と口癖のように言っていたっけ。

「なでしこ」が「バイキング」に勝つという昨今ですが。

私は第2外国語はフランス語だったのだが、歌詞をみても発音できない。訳詞を読まないと、意味もわからない。父上は、「そうそう・・・」といって、思い出した様子。ちょっと口ずさむと施設の女性たちも集まってきて、すごいすごい!と大騒ぎ。まんざらでもなさそうな父を見ていると、娘としても大変うれしいです。

昔、ある人の前で大声で歌ったら、その人がフランス語の先生だとあとでわかってとても恥ずかしくなったという思い出話がぽろりとでてきた。何歳になっても忘れられないある一瞬というのが、澱のように記憶のボトルの中でゆらゆらと浮かんでは沈み・・・だれしも、そういうものなのでしょうね。



Allons enfants de la Patrie,
Le jour de gloire est arrivé!
Contre nous, de la tyrannie,
L'étendard sanglant est levé!
L'étendard sanglant est levé!
Entendez-vous, dans les campagnes,
Mugir ces féroces soldats?
Ils viennent jusque dans nos bras
Egorger nos fils et nos compagnes!
1.
いざ祖国の子らよ!
栄光の日は来たれり
暴君の血染めの旗が翻る
戦場に響き渡る獰猛な兵等の怒号
我等が妻子らの命を奪わんと迫り来たれり
[ Refrain ]
Aux armes, citoyens !
Formez vos bataillons !
Marchons ! marchons !
Qu'un sang impur abreuve nos sillons !
<リフレイン>
武器を取るのだ、我が市民よ!
隊列を整えよ!
進め!進め!
敵の不浄なる血で耕地を染めあげよ!
2.
Que veut cette horde d'esclaves,
De traîtres, de rois conjurés ?
Pour qui ces ignobles entraves,
Ces fers dès longtemps préparés ?
Ces fers dès longtemps préparés ?
Français, pour nous, ah ! quel outrage !
Quels transports il doit exciter !
C'est nous qu'on ose méditer
De rendre à l'antique esclavage !
(Refrain)
2.
奴隷と反逆者の集団、謀議を図る王等
我等がために用意されし鉄の鎖
同士たるフランス人よ!
何たる侮辱か!何をかなさんや!
敵は我等を古き隷属に貶めんと企めり!