懐かしい町 - butubutu diary

最近めっきりトレンディーになった感じの町、目黒。
おしゃれなカフェにおしゃれな家具屋。でも、昭和の香りのする街並みも結構残っていますよね。

毎月２８日は目黒不動の縁日。目黒で育ったまささんと、下調べばっちりで夕方から繰り出しました。

商店街の人に教えてもらった最寄りの駐車場は、あいにく満車。少し離れた住宅地のコインパーキングに車を止めて、林試の森を通って目黒不動へ。徒歩約１５分。

林試の森のクスノキ
さすがに林業試験場だっただけあって、巨大な木々がうっそうと。都心とは思えない深い森は、静かな冷気につつまれて、パワースポットに来たような感覚。木の種類も多く、解説の看板があるので、樹木のお勉強にもなりました。

目黒不動は、たくさんの人で賑わっていました。焼きそば、たこやき、漬物、佃煮、ベビーカステラ、植木市、白蛇占い、骨董屋、輪投げ、射撃、金魚すくい…。まささんが子供のころは、ガマの油や、見世物小屋も。広い境内に隙間もないほど、夜店がたったという話です。

階段を上って、本堂にお参り。もうもうと立ちのぼるお線香の煙り、絶え間なく響きわたる護摩祈願の読経と太鼓の音。神仏に願う人の気持ちは、いつの世にもかわらないものでしょうか。時代とともに周囲はいろいろ変ってしまったようですが、境内に残る大きな木々は、江戸のにぎわいも見てきたのでしょう。

焼鳥屋で集うご老人。境内の裏手で、遊びまわる小学生たち。お客でにぎわう商店街のお総菜屋さん…。昭和の生活のにおいが、私たちにはとても懐かしい。

境内の出店で、ラムネを飲んで一休み。おみやげに、お赤飯を購入。商店街で、夕食のお総菜を買って帰りました。