リア充


ウェブはバカと暇人のもの (光文社新書)

リアルな生活が充実している人のことを「リア充」というんだそうです。
リアルな生活が充実していない人が、インターネットで暇つぶし。ろくでもないPVの山を築く。Web2.0だからといって、そういう暇人のロクでもないコメントやクレームに振り回されていても意味がない…という話。

不特定多数を対象とした巨大サイトの管理は、いかに大変かというお話はよーくわかりました。ですから、なんでもかんでもPV至上主義なんて、古い考え方だということです。バイラるマーケティングとかいって、買いもしない人を煽ってもしょうがないということ。

そんなにWebに期待するなということです。

リアルな生活がちゃんとしていることが一番大切。ちゃんと自分の目的をもって利用しているか。有効な情報収集になっているか。そうでなければ、ただの流行りものの暇つぶしということです。

情報革命みたいにいわれていたけれど、情報交換のツールが多様化しただけということにもう一度気づきましょう。

副題として「現場からのネット敗北宣言」とあるけれど、何が何に敗北したのか。

なんか、対決形式にするとわかりやすい感じがあるので、そういう風にしたんでしょうけれど。

ネットがテレビに負けたというのでもない
Web2.0というものが虚構だったというわけでもない

その辺が、おさらいという感じで、とってもためになりました。関係者は一度読んでおいたらいいかも。