唐辛子エキス

毎朝毎晩、バラの見回りをしていますが、ゾウムシの被害が広がっているようで、いくつものつぼみがだめになってしまっています。

今年は花も早いようですが、ゾウムシもそれにあわせてでてきているみたい。なにしろ、手で取るしかないので、がんばっていますが、撲滅までには程遠い感じ。

5月になったら散布しようと思っていた、唐辛子エキスを500倍にしてハンドスプレーで新芽に散布。目に入ったらしみるとか、肌に付いたらかぶれるということもなさそうですが、焼酎のにおいはかなりします。

アブラムシに直接かけても、のたうちまわって死ぬという感じではありませんが、あとから見ると確かに動かなくなっているような。散布の翌日にも、ゾウムシを目撃しているので、効果はどうなのかとちょっと不安に…。まあ、ハンドスプレーでささっとかけただけなので、一気に追い払うというわけにはいかないでしょう。

効果を長持ちさせるには、なにか展着剤をいれたほうがいいかもしれません。今回は初めてなので、薬害のテストも兼ねて唐辛子エキスだけで撒いていますが。


バラの新芽は、天然の撥水効果があるようなので、あまり早いうちからニームオイルなどはかけないでいますが、今回の焼酎唐辛子エキスは展着剤なしでも割合なじむようです。アルコールがはいると、水よりも表面張力がさがるからでしょうか。

つぼみや新芽にかけるわけですから、これ以上濃くしてテストするのもどうかと思い、これでしばらくやってみようと思います。

根元の幹に、ゴキブリホイホイの粘着液を塗って、虫が上がってくるところを捕えるという方法が真島先生の本「バラ界のファーブル先生 Dr.真島康雄のバラの診察室 (ベネッセ・ムック BISES BOOKS)」にありましたが、ゾウムシにはどうでしょうか。飛んでいるところは見たことがありませんが、ゾウムシには翅があるようで、ホイホイにはくっつかないのではと思います。

新芽を狙ってくるわけですが、下の方の芽から被害にあうというわけでもなく、つるバラなどの高い枝の先でも繁殖しているところをみているので、いちいち(危険を感じて落ちて逃げるたびに)根元から這い上がってきているとは思えません。


唐辛子エキスの散布を始めて数日たちましたが、今日も朝夕合計5匹捕獲。大きくなってきているつぼみにも、刺し跡があります。汁を吸ったあとなのか、それとも中で卵がかえっているのか…とても不思議な生態です。