土のPH(ペーハー)

この庭を造園してから早くも4年。そろそろ庭木が手に負えないくらい大きくなってきたので、一度植木屋さんに手入れしてもらうことにしました。

すっかりキレイになりました。落ち葉も全部処分、芝生も整えて、大きくなりすぎたアカシアとシマトネリコを整理。はなみずきやヤマボウシ、石楠花には肥料をやってくれました。どうしても元気のない木については、土のPH(ペーハー)に問題あり!という診断でした。馬酔木、山石楠花、さつき、オリーブなどなどは、毎月木酢液をまくようにとのご指導でした。

バラにしか手をかけていませんでした。反省。木酢も竹酢も大量に取り揃えてあるので、庭全体にもいいということになれば、せっせと全体に施すしかありません。また、セルコートアグリという食品添加物(オブラートみたいなものらしい)を殺虫のために散布してくれました。これに似たもので、ピカコーという海藻成分をハダニ撲滅のために散布したりしていましたが、セルコートアグリというのは聞いたことがありませんでした。

うちは池の水のために井戸を掘ったので、植物の水遣りも全て井戸水です。もしかしたら、井戸水がアルカリ性なのでは?ということになってきました。水質検査も、井戸掘削の直後にはしたのですが、鉄分にばかり木をとられPHについては、あまり気にしていませんでした。

今回手入れをしてくれたガーデナーさんは、いわゆる植木屋さんとはだいぶ考え方が違うようで、いろいろと参考になりました。作業のあとで、木酢液もまいていってくれたので、少し時間を置いて、年明けにはまず土壌と井戸水のPH測定から始めてみようと思います。


バラは、「自分でやります」といってしまったので、年末は残りのつるバラの枝の整理と誘引、そのほかのバラの仮剪定をして、土の配合を始めなければなりません。寒い盛りの庭仕事、春にきれいな花を見るためには、がんばりどころです。

会社を経営していたという今回のガーデナーさんは、第二の人生としてイギリスに留学、植物の勉強をするために、ラテン語も勉強したという方でした。もっといろいろお聞きしたかったのですが、作業がたくさんあってあまりお邪魔もできませんでした。私も、ガーデニングについてもっと専門的な知識を身につけたいと思う今日この頃です。それにはまず、英語からでしょうか。


また来年、ロンドンにも行きたいですし。