酷暑の夏

本当に暑かったですね。もう、感覚がマヒしてしまって、普通の夏っていうのが、なんだか分からなくなってしまいました。

台風で一雨降って、暑さが一段落したと思ったら、今日はまたけっこうな暑さ。油断をするなといわんばかりの残暑です。

それでも、日没は随分と早くなって、朝夕は少しずつ秋めいてきました。


空には、遠くに秋の雲…。ススキの穂が出てきた!とか、アブラゼミが鳴かなくなった!とか、赤とんぼが飛んでいたとか…。
ささやかな秋をみつけては、ちょっと幸せな気分になっています。

スーパーの秋の食材コーナーは、とてもにぎやかになっています。全然夏バテしなかったのに、食欲は順調に秋の準備。このまま秋の味覚がシーズンを迎えると、ちょっと心配。です。



今日は、父がお世話になる予定の老人施設を、いくつか見学してきました。人生の最後のステージを幸せに過ごすには、どのような道があるのでしょうか。
どのような形が、父にとって一番幸せなのか。自分は何をできるのか…。

自分はどういう老後を迎えるのでしょう。どうなったら幸せなのか、どのような準備をしておけばよいのか、考えさせられます。

考えたってわからない。答えなんかないのかもしれません。これをきっかけに、これまでやってきたことを整理、身の回りの物を処分…、なんて老い支度って感じです。



高齢化社会と、知っているつもりでしたが、この10年、20年で、世の中随分かわったようです。家族の負担が当然だった時代はすでに遠く、多くの人がかかわる体制が整ってきていることも、あまり知らなかったのです。頼らざるを得ない状況にならなければ、そのありがたさはわからないものです。

何も特別なものでなく、その日その日の普通の生活が、「幸せ」そのものに違いないとつくづく思います。淡々と続く普通の生活を、地道に支える介護のお仕事のみなさんには、頭が下がるばかりです。